多発性硬化症/視神経脊髄炎(2023.7)

多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)は、中枢神経系の慢性炎症性脱髄疾患であり、時間的・空間的に病変が多発する。MSの主たる症状は、視力障害、複視、小脳失調、四肢の麻痺(単麻痺、対麻痺、片麻痺)、感覚障害、膀胱直腸障害、歩行障害、有痛性強直性痙攣等であり、病変部位によって異なる。この他、MSに特徴的な症状としてUhthoff(ウートフ)徴候がある。これは、体温の上昇に伴って神経症状が悪化し、体温の低下により元に戻るものである。
 主として視神経と脊髄に由来する症候を呈する患者の中には、視神経脊髄炎(Neuromyelitis Optica Spectrum Disorders:NMOSD)の病態を有する患者が含まれている。NMOSDの視神経炎は、重症で、脊髄炎は横断性のことが多い。また、延髄病変による難治性吃逆や嘔吐など脳病変による症状も起こることがある。(参照:難病情報センターHP 厚生労働省作成概要より抜粋)

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